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インターネットが社会を変える(その9) 2011-02-28(第1073号)

アクセス状況アクセス状況

いまから考えると、まるで「コケの一念」のようなことでしたが、ユーザー産業と段ボール産業との間には、「インターネットを軸にしたコミュニケーションの場が絶対に必要」という思い込みでした。

その私のカンが当たったようで、最初から物凄いアクセスの殺到ぶりでした。「まるでロケットを打ち上げたみたい」でしたから、何度もそうも申しました。ロケットなら力学的には地球の引力に対するロケットエンジンの推力で進むわけで、とすると、架け橋サイトだと、地球に見立てられるユーザー産業の引力をエネルギーに変えて飛翔するわけで、これもやがては周回軌道を回るパターンに移ってくると思い、そのことも何度か申しました。

開設から5年経って、どうやら一番最初のロケット打ち上げ段階が終わり、次のステップ、つまり周回軌道のところに差し掛かってきたように思います。ということは、これまでのキャンペーン段階をそろそろ卒業しなければならないということになります。

とはいうものの、この一番最初のいわば準備段階では随分危ない橋を渡ってきました。以前に「開け打ちマージャンみたいに」とも言いましたが、何の隠し事もない形で進める以外に、インターネットのような信じて良いものやら悪いものやら分からんものを信じて下さる方はいないと確信しておりましたから、すべてお話しした通りで、3年前には頚椎損傷の一歩手前もありました。一過性頚椎打撲症で済みましたが、まかり間違うと、寝たきり老人で、架け橋サイトなど夢のまたユメだったはずです。

1年半前には、ほんものの生命の危機でした。心室頻拍は心筋の発作ですが、心房細動と同じで、脳への血液の供給がストップして急激な血圧低下を起こし、人事不省で突然死につながるものです。結局、知らずにいたら生きていなかったでしょうから、架け橋サイトも消滅していたに違いありませんが、そればかりではないのです。

以前にお話した通り、私はICDという心臓機器を装着した1級身体障害者ですが、これがなかったら、3度ほど死んでいるはずなのです。植え込み手術後の半年あまりの間に、高圧の電撃療法がドカン、ドカンでした。そのつど機械に治療してもらったわけです。

その上、もう老齢です。自分でいうのもおかしいですが、高齢化社会とは言うものの、私の同期生は8割がた亡くなっていて、残る2割も半分は歩行困難とか支障のある人ばかりです。ですから、いま改めて思うのは、先述のようなこともたまたま幸運に生きながらえたというより、どこかに指図をする神様か誰かがいて、仕残したことをせいということで生かされていると思うようになりました。

更に、先月の新聞にも述べた財務上の問題もありました。「情報はタダ」という条件だと、私には架け橋サイトを完成させる自信はありませんが、それでは無くても良いかとなると、そういう考えの人は、もうほとんどいないでしょう。

そのことも世の中の流れが、たまたま本紙の希望するような方向に動いてくれて、あとは努力すれば何とかなるかという状況になってきたと考えております。いま専門家のご意見をうかがいながら検討している最中ですが、年額で2千円程度の費用と、時期的には新年度の4月ごろからぼつぼつ有料化への試行に入りたいと考えております。

周回軌道に乗って、ではどういう仕事を考えているかと申しますと、大きく分けて二点あると思います。一つは当然、時々刻々の状況変化への対応といったメディア本来の機能の分野、もう一つはインターネットという無限の収容能力を持った情報倉庫を利用する、いわばエンサイクロペディア(専門百科事典)の製作です。どんな百科事典でもページ数には限度があります。インターネットにはそれがありません。おまけに、みんな共同で知恵を持ち寄って制作することも、可能といえば可能です。

何よりも、インターネットという折角、人類の知恵が生み出したツールですから、利用することに何の逡巡も不要だということでしょう。とにかく、安価な費用で誰でも手軽に、身近に利用できる情報ツールを作り、育てて行くことが、これから色んな端末機器が出揃ってきそうな成り行きからも、非常に大事なことだと考えているわけです。

ご支援を、よろしくお願い申し上げる次第です。(亘理)