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13年連続130億m2台、20年1〜3月も単価上昇 2008-01-30(第999号)

平均単価平均単価

平成19年11月の段ボール生産量が10月と同じ12億8千万m2(前年比2.6%増)、つづく12月の生産速報が12億3千万m2(0.4%減)と発表され、年間生産は139億7千万m2と、平成19年も「130億m2ワク」からの脱出は出来なかった。これで13年連続の"格子なき牢獄"である。しかし、加工賃を含めた段ボール値上げが、実質的には実に20年振りの形で達成された。そして、段ボール産業の周囲の状況を見渡して見ると、ユーザー商品も軌を一にして、軒並み"20年振り"の値上げである。物価の大変動期が来ていた。

平成16年以来の段ボールシート及びケースの平均単価動向は別表のようになっている。既に言い尽くされたことだが、最近5年間に原材料の段ボール原紙は上がっても、最終製品である段ボール箱の価格は上がらなかった。その結果、段ボール加工部門の企業体力は極度の低下となった。そういう悲観的な状況に、少し明るさが戻ってきた。別表の平均単価推移で、ケースの場合を見ると、8月比の11月平均単価が3円ほどアップ。しかし、これはまだ途中経過で、10〜11月を交渉のピークとして結ばれた価格契約が全て実行段階に入り、それが統計上にもフルに反映されるのは1〜3月期を待たなければならない。

また、今回の段ボール値上げに関連して特に目立った点が、「仮需」が大きく動いたこと。段ボールは、これまで原紙が値上がりしても値が動かないままだったから、仮需など、思いもよらないことだったが、それが動いた。つまり、10〜11月の交渉経過の中で、ユーザーの先高判断が、情勢を決定づけたわけである。