特大


業界フラッシュ

ホーム > 業界フラッシュ > 過去13年間の歩み振り返る

過去13年間の歩み振り返る 2008-02-29(第1001号)

生産動向生産動向

内需型素材「段ボール」に、グローバル化影響は甚大

平成19年の段ボール生産が139億7,411万9千m2、前年比0.8%の増加と発表された。これは平成7年以来13年連続の130億m2台という、全く成長に見放された推移となっているが、この記録を辿ると、大きく分けて二つのターニングポイントがあったことが印象づけられる。その一つは、130億m2台に乗って3年目の平成9年4月からの消費税増税、もう一つが世界経済が自由トレードの旗印の下にグローバル化へと突き進み、中国のWTO加盟(2001年12月)に伴う産業流出の平成13年以降の日本経済である。

この13年間の段ボール生産の歩みを過去の記録から抽出すると、別表「(平成7年〜19年)段ボール生産動向」のようになる。

平成9年4月の消費税増税は、国民の過剰反応を呼び込んで、個人消費を過度に冷やし、以後の経済運営に極度の混乱をもたらしたことが記憶に新しい。しかし、従来型の循環経済の中では、やがて再び成長軌道に戻ることが期待されたが、人口13億の中国のWTO加盟承認で始まった中国の世界工場化とともに、日本からの産業流出が恒常化し、より持続的な停滞が現実のものとなった。

この13年間に平成10年及び13年の二度マイナス、そして、平成9年以後は、1%以上の伸長の年は無かったことになる。