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段ボール原紙再値上げ、10月分から10円アップ 2008-06-15(第1008号)

段ボール再値上げ問題がウォーミングアップの段階に入ってきた。すなわち、昨年と同様、日本大昭和板紙(株)が先陣を切って、段ボール原紙の値上げを近く発表する動きが伝えられ、最近のコスト情勢から、他の段ボール原紙メーカーとも同様に追随必至と見込まれるため、今年秋以降は、段ボールシート・ケースとも再び値上げ体制の構築が避けがたい環境に固まってきている。段ボール原紙の値上げは、9月21日(10月出荷分)からキロ10円以上の線が見込まれる。従って、段ボール製品価格修正も「10月1日」が目標になりそうだ。

段ボール原紙及び段ボール製品価格の修正は、昨年相当な進展をみたものの、世界的な物価の大変動期を迎えて、前回だけでは、最終調整が終わらなかったという状況。また、前回の段ボール製品価格修正が、実質的には20年振りぐらいの近年初めての加工賃修正でもあっただけに、さまざまな部面で"迷走状態"のような交渉体験を段ボール業界・ユーザー業界とも味わうことになった。

その点、今年10月の場合は前年の"迷走"が生きる場面となるかも知れない。というのも、両サイドとも前年の経験があるから、例えば10月の実施時期からの交渉ではなく、これから夏場を通じた100日余りの期間に、想定問答集を解くような形で要望・反論の意見交換がなされ、10月からのスタートではなく、10月までには結論が出た形で実施段階に入って行く期待が持てそうな事情である。

原紙の10円アップは単純な算術で、シート7円(m2当たり)/ケース5〜6円(1箱)と計算されるから、あとは前回獲得できなかった加工賃をどう見るか、コストダウンの努力をどう見るかとなってくるかもしれない。いずれにせよ、何事にも前年のモデルが生きてきそうだ。