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「お盆休み明けから一斉に開始」 2008-08-15(第1012号)

▼お盆休みが明けると、段ボール業界各社は、われ勝ちにとばかりユーザーとの再値上げ交渉に入る気配。箱の値上げは品目別に千差万別。だから、現在の納入品目ごとの材質・規格・印刷・寸法で新値見積もりがどうなるか、その計算書を一点ごとに作って、ユーザーに検討してもらうことが基本作業になる。

▼価格改定をお願いする立場の段ボール会社も、それを受けて、どう対処するかの決断を迫られるユーザーにとっても、長いギリギリの折衝がつづくことになる。その長丁場を、段ボール業界では業界始まって以来の決まりごとのように「段ボール箱の値上げは100日かかる」と言われつづけてきた。

▼それが、今回は「10月1日出荷分から」という期日通りに新価格をスタートさせる流れ。そうでないと、ズレ込むだけ原紙値上げ分をかぶることになって、最近10数年来減り続けてきた加工賃収益を更に大幅に失うことになり、そのことだけで、いまのような非常時には、不渡り・倒産の危険を冒すことになるという事情である。

▼では、どうするのか。要は、10月1日からという決算上の区切りでの下期予算に、「段ボールは15%アップです」ということを、この盆休み明けから9月いっぱいを交渉期間にして「予約」を取り付けること。それ以外に方法はない、ということになってきている。

▼いまの現役世代の人には記憶のないことだが、そういう予約をしなくても、10%、20%の大幅値上げすら通った時代があった。いうまでもなく第一次・第二次石油危機の2回だが、当時は日本経済のパフォーマンスが最良の時代。いまは、いわば逆潮の時代とはいうものの、こんども、流れとしては同じような完全浸透になるのではないかと予想される。

▼要因は三つ。1に構造変革、2に各種過剰減、3に情報オープン化。