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親亀の背中に子ガメを乗せて 2008-12-15(第1020号)

▼「親ガメの背中に子ガメを乗せて」という歌が一時大流行した。子ガメの背中に孫ガメ乗せて、孫ガメの背中にヒマゴガメを乗せる。だから「親亀コケたら子ガメ・孫ガメ・ヒマゴガメ、みなコケた」というご存じの歌である。

▼折から、アメリカが大変なことになっている。9月15日の証券大手リーマン・ブラザーズの破綻を契機に、金融不安がアメリカからヨーロッパへそして日本や、新興工業国や中東の産油国までも直撃、世界大不況の連鎖がつづいて来ている。

▼アメリカの場合は、基幹産業の自動車が特に危ない状況。金融業界も、政府の支援で当面ひと息ついたものの、またいつ信用不安が吹き出すか、瞬時も警戒を解くことのできない、いわば非常事態がこれから当分つづくのだろうか。

▼しかし、それにしてもアメリカは偉大な国家である。改めてそう思わされる。言い替えると、世界に一匹しかいない親ガメだと証明してみせた。

▼GDP世界第二位の日本は、アジアの子ガメのようである。13億の人口という大市場と大生産力を誇る中国も、同じく人口大国のインドも、軍事大国ロシアや、ヨーロッパの英独仏伊も、結局は親ガメの背中に乗った子ガメのように見えた。

▼その他の中小国家はさしずめ孫ガメだろうか。それに、ヒマゴガメに当てはまりそうな国々が世界中に散らばっている。ということで、あろうことか、「親ガメこけたら子ガメ・孫ガメ・ひまごガメ、みなコケた」ような図柄になっている。

▼段ボール産業の場合も親ガメ・子ガメ・孫ガメ・ヒマゴガメのような関係がどことなくある。親ガメはやはり原紙。かれこれ10年ほど前まで、その親ガメが弱かった。何かあるとすぐこけた。だから、子ガメ・孫ガメも常に不安定だった。

▼それが変わった。味のある安定度と言えそう。