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段ボール産業の情報革命 2008-12-15(第1020号)

永年、段ボール専門紙を作ってきて、折良く「IT時代」に遭遇しました。それと、新聞製作の工程自体がデジタル化して、DTP(デスク・トップ・パブリッシング=直訳するとコンピュータ画面上出版)方式に切り替わり、その技術を印刷工場の職人さんと同じように覚え込んだものだから、3年前に業界内に配布する(した)新聞記事をインターネットに公開しようと決心したら、要は「コピー&ペースト」のようなことで、意外に簡単でした。

そして、段ボールという素材は、製造業・建設業・商業や農業など業種を問わず、どこでも自社商品の輸送には欠かせないものだから、当然、相応の関心が外部世界から寄せられるに違いないと期待していたのだが、それが、今日ほどまでも盛大にアクセスが寄せられることになろうとは、全く予想外のことでした。

開設当初の平成17年はわずか1カ月半だし、アクセス数も合計7万件余りでしたから、それは別にして、実質1年目の平成18年は合計272万件と、それでも通常の段ボール会社の場合などで聞くホームページへのアクセス数との大きな違いに、この分なら大いに期待が持てるだろうとの実感が得られ、勇気づけられた状況でした。そして、同年の月次での最高が11月の34万7千件。それでも、1月の6万9千件から11月までに5倍に拡大する急角度の伸長ぶりでした。

そして、2年目の平成19年は年間で720万件。つまり、1年で2.7倍に拡大して、ピークの10月には92万件に達しました。「来年は月100万件」ということが確信できたわけです。

平成20年は1月〜4月に80万件台を徐々に上りつめて、5月に99万件と、あと一歩に迫り、6月に105万5千件と遂にオーバー、その後は8月に98万件まで一歩後退したものの、10月の最高が145万件、それと日数の少ない11月、12月も120万件台と、毎月100万件以上の基盤がどうやら堅固に固められた状況のように考えられます。

ということをご説明すると、いかにも数にばかりこだわっているように聞こえるかも知れませんが、この「IT版段ボール専門紙」の世界は"どれだけ多くの人々に読んでもらえるか"で値打ちが決まるわけですから、100万件より200万件、200万件より300万件の方が値打ちが高いわけだし、本紙の目標も当然、そういう方向を目指すことになるわけです。

ところで、毎月100万件を越えるようになったところで、他の産業界ではこういったIT版専門報道はどんな具合だろうかと見回してみると、意外にも、他にはほとんどdb-jiho.jpのような、一業種で100万件ものアクセス数を集めるサイトはなさそうだということが分かってきました。これは、やはり段ボールだからです。業界内の人々は勿論のこと、ユーザー業界の方々も、みなご自分の仕事上の関係から関心を持たざるを得ないという環境が自然に出来上がっているに違いありません。ということは、いまの100万件が200万件にはなるでしょう。あるいは300万件にもなるかも知れません。そういう大きな未来が、今後に開いて来そうです。

という状況で、段ボール業界は、ユーザー業界に向けて情報を発信する上での「自前のチャンネル」をインターネット上に確保したことになります。従来は、そういう情報伝達は全国紙にしか期待できない役割でしたし、とはいっても、全国紙には紙面上の制約がありますから、段ボール関連なら、1年間に100行か200行とかを書いてもらえるかがせいぜいでしょう。

その点、自前のサイトはスペースが無限です。言い替えると、どれだけ大量の情報量でも、ユーザー業界に伝達できることになります。いわゆる情報の開示、「ディスクロージャー」が需要側と供給側との信頼構築に絶対欠かせぬ要素ですが、その情報の運搬手段が上述の通り、日進月歩の成長を遂げている状況なのです。段ボール業界の、いわゆる「情報革命」です。

平成20年12月15日 段ボール事報社