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王子、レンゴー3月期の修正予想 2009-04-30(第1029号)

王子製紙株式会社 連結業績予想の修正 平成21年3月期(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)王子製紙株式会社 連結業績予想の修正 平成21年3月期(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)レンゴー株式会社 当期の連結業績予想数値の修正(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)レンゴー株式会社 当期の連結業績予想数値の修正(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)

王子製紙が4月21日、レンゴーは4月30日、それぞれ平成21年3月期(平成20年4月〜21年3月)の連結業績予想の修正案をまとめ、発表した。それによると、王子製紙は前回発表時に売上高1兆3千億としていた予想を350億引き下げて1兆2,650億、経常利益の予想を70億引き下げて280億に修正、一方、レンゴーも別表の通り、売上高を4,470億と前回予想より230億引き下げ、経常利益も20億下方修正すると発表、同時に、子会社のハマダ印刷機械を今年6月23日付で解散すると発表した。

製紙業界が大暴風雨に見舞われている。特に洋紙を中心とした需要の縮小、および需給ギャップの急拡大により、近年にない4割〜5割もの大減産を続ける中で、在庫調整はかなり進んできたものの、収益面への影響が特に大きく、業界トップの王子製紙の決算で当期純利益で70億もの純損失を計上することとなった。

その点、板紙中心のレンゴーの決算は、総体的に堅調な段ボールの状況を反映して、下方修正後の経常利益が130億円、当期純利益は78億という予想。特に、個別業績では、営業利益・経常利益とも前回予想プラス5億円となっている。

今回解散するハマダ印刷機械は大正6年創業の印刷機械メーカーで、戦後の昭和30年代〜40年代にはレンゴーグループ向けのコルゲータを一手に供給、その発展に大きな貢献を果たしたが、その後、主力事業である小型オフセット枚葉印刷機を取り巻く環境が、デジタル化の進展により大幅な減少を続けており、加えて、昨秋のリーマン・ショック以降、世界同時不況の進行で、これまで以上に需要が急激に落ち込んできたことから、このような経営環境の中では事業を継続することは極めて困難であると判断し、4月30日開催のハマダ印刷機械取締役会による解散決議を経て、6月4月23日の同社定時総会で解散を決議する予定となったもの。

同社の解散にともない、レンゴーの平成21年3月連結決算において、事業整理特損約29億円を計上する見込み。また、同じく21年3月期の個別決算でも子会社整理損約49億円を特別損失として計上することを発表した。なお、ハマダ印刷機械は資本金40億4,400万円、株主の構成はレンゴー100%で、売上高は約47億円(21年3月期)となっている。