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製紙国王座へ中国躍進 2009-06-30(第1033号)

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08年9月のリーマン・ショックを契機に「100年に一度の津波」が世界中に広がり、製紙産業にも甚大な影響を及ぼした。日本紙類輸出組合資料によると、米国の紙・板紙生産は08年3月以降、連続マイナスの一方、中国は9〜12月のマイナス幅も4%未満。その結果、08年生産量は米国7,959万7千t、中国8,390万9千tと首位の座が交替した。更に09年1〜4月は米国2,248万8千t、中国2,660万3千tと、その差が18%にまで拡大した。一方、日本からの中国向け古紙輸出も4月53万7千tと急拡大、注目されている。

【中国】
2009年4月の中国の紙・板紙合計輸出量は26万1千t、前年比6.5%減となった。うち紙は新聞用紙が2万6千t(1.7%減)、紙合計で21万9千t(1.2%減)と小幅減少、板紙は塗工白板紙3万8千t(27.3%減)、板紙合計4万2千t、26.8%減と大幅減少が続いた。
一方、紙・板紙合計輸入量も25万3千t(19.9%減)と大幅減少。紙はコート紙が2万5千t(27.3%減)、紙合計が9万2千t(28.7%減)、また板紙は中芯原紙が合計3万8千t(33.5%減)、板紙合計で16万2千t(13.9%減)となった。
[生産]
09年4月の中国の紙・板紙合計生産量は756万7千t、前年比4.4%増と過去第2位の高水準で推移した。うち塗工印刷用紙は20万2千t(1.3%増)となっている。09年4月の内需は、紙・板紙合計で755万8千t(1.7%増)、国内自給率は100.1%。

【米国】
4月の紙・板紙合計輸出量は68万8千t(24.3%減)、うち紙は新聞用紙が3万1千t(47.9%減)と半減、紙合計では25万9千t、19.0%減となった。一方、板紙はクラフトライナーが21万1千t(39.6%減)と大幅減少、板紙合計では42万9千t(27.2%減)となっている。
また、米国の4月の輸入量は紙・板紙合計で75万6千t(31.4%減)。うち紙は塗工印刷用紙が11万5千t(40.1%減)、紙合計65万7千t(32.0%減)、板紙は塗工白板紙4万1千t(20.3%減)、板紙合計9万9千t(27.2%減)に。
[生産]
4月の米国の紙・板紙生産量は合計558万7千t(16.3%減)と2ケタの減少。そのうち紙は塗工印刷用紙が46万2千t(31.5%減)、紙合計244万8千t(18.0%減)となった。一方、板紙はライナーが123万t、17.5%減、板紙合計313万9千t、14.9%減となった。

【原材料輸入】
[中国]
09年4月の中国の古紙輸入量は274万5千t(前年比22.8%増)と2カ月連続で最高を更新した。国別では米国からが98万7千t(9.8%増)、日本が53万7千t(2.2倍)、英国24万1千t(12.2%増)、オランダ21万t(33.3%増)、イタリア12万1千t(35.1%増)とそれぞれ大幅増加となった。また、09年4月の中国のパルプ輸入量は合計119万5千t(26.2%増)と過去最高を記録した。
[タイ]
09年4月のタイの古紙輸入量は6万3千t、46.5%減と前年比で半減水準。国別では日本からが2万2千t(34.1%減)、米国が1万6千t(43.2%減)、シンガポールが5、500t(63.1%)と減少した。09年4月のタイのパルプ輸入量は4万t(2.3%増)となっている