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「段ボールセミナー'09」 2009-07-30(第1035号)

平成20年(2008年)段ボール産業労働災害統計平成20年(2008年)段ボール産業労働災害統計

7月10日〜11日の両日、豊橋市の「ホテル日航豊橋」を会場に開催された「段ボールセミナー09」は330名という多数の参加者により熱心な討議が行われ、大きな成果をあげたが、第1日目の最初の報告が平成20年の段ボール産業労働災害統計の発表であった。報告資料数は対象301事業所のうち290事業所、96.3%の提出率で、中段工・南段工は100%。平成20年には重大災害の死亡1件ほか等級あり6件が含まれ、「安全」への道のりがなお遠いことを思わせる事情でもあった。

段ボール工場における労働災害の発生件数は、平成元年の500件超という最悪の状況から、業界ぐるみの安全運動、安全意識の向上活動を通じて、みるべき成果があげられ、過去20年の間に平成4年以降は400件以下に、平成8年以降は300件以下にという経過をたどり、平成17年〜18年には200件以下の水準を遂に達成したものの、平成19年〜20年には再び200件をオーバー、しかも最悪の死亡災害も生じたということから、今回大会では改めて安全衛生活動の現状を掘り下げて、改善の糸口を探ろうとする活動が目立った。

段ボール工場の設備は、ほとんどが回転体で構成される機械。このため「はさまれ・巻き込まれ」災害の多さが顕著で、同時に重大災害に発展しやすい危険性を秘めている。従って、業界の安全対策の最重点も、この「はさまれ・巻き込まれ災害」の絶滅を目指しているわけだが、なおかつ不安全行動、うっかりミスが後を絶たず、いわゆる「フェイル・セーフ」の方途があらゆる角度から研究し続けられている状況。

なお、平成20年の災害発生件数は合計211件で、労働損失日数は合計17,369日、全度数率4.99、休業度数率2.11、強度率0.41となっており、休業度数率は「製造業」平均の1.12のおよそ2倍、強度率ではおよそ4倍という水準となっている。

【連続無災害/優秀賞5年以上は43事業所】
「段ボールセミナー09」大会当日、連続無災害事業所として表彰された(1)「優秀賞」(5年以上43事業所)、(2)「優良賞」(3年以上21事業所)、(3)「努力賞」(1年以上98事業所)のうち、優秀賞の表彰事業所名は下記の通り。
【優秀賞】
▽王子チヨダコンテナー(株)つくば工場(18年)▽コーワ(株)大利根工場(15年)▽日本紙工業(株)犬山工場(14年)▽レンゴー(株)旭川工場(14年)▽日南段ボール(株)(13年)▽(株)伊藤段ボール工業所土岐工場(11年)▽(株)トーモク山形工場(11年)▽(株)広島キョードー(11年)▽山田段ボール(株)(11年)▽王子チヨダコンテナー(株)埼玉工場(10年)▽関和(株)(10年)▽中部紙業(株)(10年)▽(株)パッケージ同和(10年)▽王子チヨダコンテナー(株)防府工場(9年)▽福野段ボール工業(株)本社工場(9年)▽レンゴー(株)恵庭工場(9年)▽サガシキ印刷(株)九州多久工場(8年)▽池下紙業(株)(7年)▽鎌田段ボール工業(株)秋田工場(7年)▽(株)安川段ボール工業所(7年)▽和歌山王子コンテナー(株)(7年)▽新日本段ボール(株)茨城工場(6年)▽王子チヨダコンテナー(株)名古屋工場(6年)▽勝田紙業(株)(6年)▽昭和包装工業(株)犬山工場(6年)▽大和段ボール(株)本社工場(6年)▽中央段ボール(株)(6年)▽日本紙器(株)(南段工、6年)▽レンゴー(株)新潟工場(6年)▽(株)伊藤段ボール工業所日進工場(5年)▽王子チヨダコンテナー(株)熊本工場(5年)▽大阪紙器工業(株)本社工場(5年)▽オカジ紙業(株)和歌山工場(5年)▽関西パック(株)京都事業部(5年)▽関西パック(株)加古川事業部(5年)▽共栄紙工業(株)(5年)▽三和紙工(株)(5年)▽セッツカートン(株)山口工場(5年)▽瀬戸紙器(株)(5年)▽日本紙工(株)(5年)▽函平段ボール(株)(5年)▽北海道森紙業(株)千歳工場(5年)▽ムサシ王子コンテナー(株)本社工場(5年)。