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王子製紙が第1四半期決算を発表 2009-07-30(第1035号)

王子製紙では7月31日、平成22年3月期第1四半期(平成21年4月1日〜6月30日)の連結業績をまとめ発表した。それによると、同期の売上高は2,804億9,800万円(前年同期3,361億600万円)で前年比16.5%の減収ながら、営業利益は128億4,600万円(同94億9,400万円)と35.3%増益、経常利益も110億5,600万円(同99億9,700万円)と10.6%の増益となり、この結果、四半期純利益は58億円(同35億9,800万円)と61.2%の大幅増益決算となった。

また、同日発表された平成22年3月期の第2四半期及び通期の連結業績予想でも、第2四半期の売上高は14.2%減収、通期で8.5%減収と大幅減収予想ながら、通期収益は営業利益500億、経常利益400億と、それぞれ52.2%、39.1%の大幅な増益予想となっている。
[第2四半期]
▽売上高5,800億円、前年同期比△14.2%▽営業利益220億円、19.2%▽経常利益160億円、3.4%▽当期純利益65億円、48.5%
[通期業績予想](同)
▽売上高11,600億円、△8.5%▽営業利益500億円、52.2%▽経常利益400億円、39.1%▽当期純利益200億円

第1四半期連結経営成績並びに各事業セグメント概況(紙パルプ製品事業及び紙加工製品事業のみ抜粋要約)について次のように発表した。

【第1四半期の概況】
第1四半期のわが国経済は世界経済危機の影響を受け引きつづき低調に推移しました。業種によっては在庫調整の進展・生産の回復などがみられるものの、全体的な需要の減退は極めて深刻で、企業業績の低迷から設備投資や雇用環境などの本格的な改善には至りませんでした。
紙パルプ業界においても、広告宣伝用をはじめとする紙需要の低迷は、依然として継続しており、販売数量は、前年実績を大幅に下回る状態が続きました。こうした状況の中、当社グループでは、需給バランスを重視した生産レベルの維持に努めるとともに、生産規模に見合ったコスト構造への速やかな移行に取り組みました。あらゆる固定的費用を大幅に削減するため、設備の恒久停止を含む生産体制の再編成を実行し、さらに修繕費・人件費などの抜本的な見直しを行いました。
以上により、当第1四半期累計期間の業績は売上高が前年同期比16.5%減収、営業利益35.3%増益、経常利益10.6%増益、当期純利益61.2%増益となりました。

【セグメント概況】
[紙パルプ製品事業]
▽一般洋紙
新聞用紙の販売は、国内は広告低迷によるページ減等により減少しましたが、輸出向けは増加しました。印刷用紙の国内販売は、微塗工紙・塗工紙・非塗工紙の全ての品種において雑誌などの部数・ページ数減やカタログ・チラシ等の部数減等により極めて低調に推移しました。
▽包装用紙
包装用紙の販売は、国内、輸出向けとも、景気低迷による需要の減少で低調に推移しました。
▽雑種紙他
雑種紙の販売は、国内、輸出向けともに需要の減少で低調に推移しました。衛生用紙の販売は、ティッシュペーパー・トイレットロールとも減少しました。
▽板紙
段ボール原紙の販売は、青果物・加工食品需要が堅調に推移したが、その他は景気低迷により全国的に需要が減退し減少しました。
白板紙の販売は、景気低迷を受けて大幅に落ち込みました。高級板紙の国内販売も、昨年秋から需要が減少したため、大幅に減少しました。これにより、当事業の業績は以下の通りとなりました。
(連結売上高)1,527億3,600万円、前年比17.9%減収(連結営業利益)95億8,800万円、166.4%増益
[紙加工製品事業]
▽段ボール(段ボールシート・段ボールケース)
段ボールの販売は、景気悪化に伴う需要低迷が続き、シート・ケースとも減少しました。
▽その他加工品(紙器・感熱記録紙・粘着紙・紙おむつ他)
感熱紙の販売は、国内、輸出向けともに景気低迷の影響が大きく、大幅な減少となりました。
紙おむつの販売は、子供用は増加し、大人用は横這いとなりました。これらにより当事業の業績は以下の通りとなりました。
(連結売上高)1,044億6,100万円、12.3%減収(連結営業利益)23億9,200万円、33.2%減益