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10月以降も現状維持へ 2009-09-15(第1038号)

平成21年下半期の10月以降の段ボール原紙価格問題がかねて注目されてきたが、大手原紙メーカーの説明では「本年4月の全品種キロ5円値下げ以降のコスト事情としては、中国向け輸出の活発な段ボール古紙およびドバイ原油とも底値から大きく反騰していること、と同時に、ご存じの通り、今後どういう方向に進展するかの予想が全く立たないため、大手ユーザーからの値下げ打診も二、三ありましたが、そういう事情を説明して、現状を変える要因が何もないことにご理解いただいている」という情勢のようだ。

リーマン・ショック以来の需要の縮小、不況感の深化と市況の"先読み"などから、いわば業界内市況のシート価格の一部、それも一部地域で値下がりも散見される状況。ただ、エンドユーザー向けのケース価格は例外なく不動の情勢。また、上述の先読みが外れたことで、それらの部分値下がりを今後どう収拾するのかが注目される。

段ボール箱価格は原紙価格次第だから、下期も現状価格水準のままの横ばいが大勢となる見込み。また、1〜3月に近年では最大の落ち込みとなった需要が、4〜6月は減少幅が縮小したものの、期待された夏場のシーズン需要が振るわず、ただ周囲の環境を見渡せば段ボールはまだ恵まれた方。辛抱我慢の季節が更に続きそうだ。