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30年振り2年連続マイナスに 2009-11-15(第1042号)

▼平成21年9月の段ボール生産速報が既報の通り10億8,245億4千m2、前年比8.3%の減少と発表された。これを加えた平成21年第3四半期(7〜9月)の段ボール合計生産量は31億8,493万5千m2、前年同期比7.4%の減少となっている。

▼ということは、前年の平成20年第1四半期から現状の「マイナス時代」が始まったが、その20年第1四半期の1.3%減を先頭に、第2四半期が1.6%減、そして第3四半期は0.8%減までマイナスが縮小したところで、リーマン・ショックと仮需反動が重なって第4四半期は7.4%減まで落ち込んだ。

▼更に、世界経済の収縮が「あわや」という事態まで進み、日本の段ボール生産も平成21年第1四半期には11.1%減と2ケタのマイナスにまで落ち込んだ。しかし、「世界大恐慌」だけはどうやら避けられたらしいといった感触の第2四半期には7.4%減までマイナス幅が縮小した。

▼ということは、人々の気持ちが開放的になる夏には、多分、もっとマイナス幅が縮小するんだろうと予想されていたものが、とんだ見込み違いで「夏がなかった」ことになって、第3四半期も前期につづく底ばいの7.4%減だった、ということである。

▼これで、前年比7.4%減という四半期が、どん底の11.1%減を挟んで3四半期つづいたことになる。なぜ7.4%なのかは分からないが、10月からの第4四半期もいっぺんにプラス浮上とはならないから、結局、平成20年から21年の8四半期連続でマイナスということになる。

▼最近10年で一番長いマイナスは5四半期。2年以上連続のマイナスは、第1次・第2次オイルショック後の2回だけである。ただ、当時も需要の縮小にかかわらず、収益レベルは悪くなかった。その点が少し似ている。