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王子製紙第2四半期決算 2ケタ減収で大増益  2009-11-15(第1042号)

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王子製紙(株)では11月4日、平成22年3月期第2四半期(平成21年4月1日〜9月30日)の連結業績を発表した。それによると、同期の売上高は5,709億4千万円(前年同期6,762億7,200万円)で前年同期比15.6%の2ケタ減収となったものの、営業利益は70.9%増の315億3,700万円に、経常利益も60.5%増の248億3,800万円と大幅増益に。この結果、純利益は倍増(104.5%増)の89億5,400万円となった。なお、通期では売上高1兆1,500億、経常利益500億を見込んでいる。

第2四半期売上高の内訳は、紙パルプ製品事業3,072億円(前年同期比△659億円)、紙加工製品事業2,121億円(△276億)、木材.緑化事業154億円(△51)、その他の事業362億円(△68億)の内容で、主軸の紙パルプ製品事業及び紙加工製品事業とも大幅な需要減少に見舞われた上、4月以降の値下がりも大きく影響している。

一方、収益状況については、別表に見る通り、営業利益で販売・市況要因によるマイナスの211億円(販売価格差プラス52億、販売数量差△263億)およびその他(ブラジル子会社セニブラ社がパルプ市況下落で大幅損失など)で117億の損失となったものの、前年度とは逆に原燃料価格の下落が特に古紙で157億、重油68億、チップ49億の順に大きく、この原燃料価格差で320億、さらにコストダウン126億(固定的費用の主なものは人件費)などにより営業利益で130億の黒字。それに営業外損益の△37億により、経常利益は93億円となっている。

これに対して、2009年度通期の業績予想は、現状における経済環境予想及び紙・板紙需要見通し等から売上高は1兆1,500億円、また営業利益、経常利益、当期純利益とも第2四半期業績のほぼ2倍の金額を予想している。これには、第3・第4四半期の予想前提条件として、原燃料価格の面では、チップは現行契約ベース、古紙も現行価格レベル横ばい、重油はドバイ原油がバレル当たり75USドル、石炭は現行契約ベースの横ばいとしている。

なお、為替レートは08年度が平均101円だったのに対して、第3・第4四半期を含む09年は93円と、平均8円の円高を想定、ドバイ原油は08年86$、09年68$と前年に比べ18$安の予想としている。