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三菱重工、印刷・紙工機械を専業新会社に 2009-11-30(第1043号)

三菱重工では11月27日、2010年7月1日付で「紙・印刷機械事業部」を廃止し、「印刷・紙工機械専業」の新会社を発足させる、と発表した。具体的には、同社の印刷・紙工機械事業(三原製作所)と販売・アフターサービスを担当している「三菱重工印刷紙工機械販売㈱」を統合して新発足する100%出資の子会社で、現在は三菱重工本体と子会社の販社に分かれている諸機能を一元化して、厳しい市場環境の変化に対応したスリムで俊敏な事業体制を構築、世界の専業メーカーとの競争に勝ち残って行く、としている。

三菱重工ニュース(11月27日発行、第4878号)では、更にこの決定内容を次のように伝えている。

『新会社は、当社の印刷・紙工機械事業を会社分割により当社100%出資子会社の三菱重工印刷紙工機械販売㈱に継承させて発足する。枚葉機・輪転機などの商業用印刷機および紙工機械の販売・設計・製造・調達・品質保証からアフターサービスまでを一元的に手掛ける。

これまで比較的堅調に推移してきた印刷・紙工機械市場は、昨年来の世界的な経済危機の影響で設備投資が急激に減退し、短期には市場の回復が困難な状況となっている。このような厳しい事業環境の変化を乗り切り、今後成長が期待される新興国市場で拡販をはかるためには、当社にとってスリムで俊敏な専業組織の早期立ち上げが急務となっていた。

当社の中量産品事業の一つである印刷・紙工機械事業は、国内外の印刷・包装業界にトップブランド商品を供給してきたが、今回の専業新会社発足を機に、多様な顧客の要望に的確に応える開発戦略や地域市場戦略を一層機動的に展開していく。当社は新会社と密接に連携し、その事業展開を全面的に支援していく』。

三菱重工では、上記の印刷・紙工機械の専業新会社の設立とあわせ「コンプレッサ専業新会社」の設立についても同時発表した。コンプレッサ(圧縮機)事業の売上高は約500億円で、市場は中長期的には拡大基調にあるが、競争が激化しつつあり、再編淘汰が加速するとの予想。2010年4月の発足を予定しており、他分野でも専業新会社の設立が続きそうだ。