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日本印刷産業機械工業会が年始会開く  2010-01-30(第1047号)

開会挨拶する小森会長開会挨拶する小森会長

社団法人日本印刷産業機械工業会(小森善治会長)では1月20日正午から、東京・芝の「東京プリンスホテル」で平成22年年始会を開催した。当日の小森会長の挨拶要旨は下記の通り。

『平成22年の新春を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。本日は、私ども日本印刷産業機械工業会の年始会にご出席を賜り、誠に有難うございます。ご多忙の中、経済産業省当局、関係諸団体、また報道関係の皆様方等、このように盛大な年始会を開催出来ましたことを、私ども工業会会員一同、大変喜ばしく思っております。

昨年のわが国経済は、金融危機に端を発した景気減速が前半を底として一部の業界で回復の兆しが見られました。しかし、印刷業界においては、印刷需要の回復が見られず、特にオフ輪の主要市場であるチラシ、フリーペーパーの不振がマイナス要因となり、設備投資を延期する傾向が続きました。

このように厳しい環境の中、平成21年の会員企業の出荷状況は、国内販売が70%弱、輸出が約35%と、全体では対前年比で50%を割り込みました。輸出は円高の影響も大きく、北米や欧州の先進諸国だけでなく、これまでの成長市場であった中東欧及び周辺諸国においても、景気停滞と金融収縮の影響で設備投資への慎重な姿勢が続き、また、韓国、アセアン、インドなどのアジアにおいても、世界経済の停滞、金融収縮、通貨下落による影響が継続しました。

本年は、景気回復が確かなものになるかどうか、まだ不透明な状況でありますが、中国は昨年後半より受注が大幅な回復基調となっておりますので、中国市場の活発化を足がかりに世界全体の景気が上向きに転じ、設備投資が活発になることを期待しております。

一方、昨年の私どもの業界活動として、委員会や部会活動を活発に行い、また調査研究事業では、「印刷産業機械の機能安全に関する調査研究」を実施し、年度内を目処に作業を進めております。さらに、昨年10月に開催されたJGAS2009は、厳しい経済状況を反映して2005年と比較して出展者数で7割、小間数で6割の規模でしたが、入場者数は69,881人と予定を上回り、活気ある展示会となりました。またISO/TC130国際会議にも多数のエキスパートが参加し、日本の意見を提案してまいりました。

このような中で当工業会は10月に「Japan Color認証制度」を立ち上げました。業界の関心は高く、標準印刷認証制度の第1期の申込みが35の印刷工場よりありました。印刷物の品質を保証するためには、印刷機械のメンテナンスが重要であり、デジタル化のメリットを生かした数値管理が基本であることを認証制度説明会等で機会あるごとに申し上げております。

この「Japan Color認証制度」による標準化の推進は、日本の印刷物の品質の底上げと印刷に関する社会コストの低減に貢献するものと考えております。本年は「Japan Color認証制度」として、さらに、マッチング認証、プルーフ機器認証、プルーフ運用認証を立ち上げる予定であります。

私ども工業会といたしましては、ただいま申し上げた事業展開等におきまして本年も、皆様方のご期待に添えますよう一層の努力と研鑽を重ねてまいる所存でございますので、経済産業省をはじめ、関係諸団体の皆様方には、本年もなお一層のご指導ご鞭撻を宜しく御願い申しあげます。

最後に、皆様方のご発展を祈念して、ご挨拶に代えさせていただきます。本日は誠に有難うございました』。