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紙・板紙需給漸く均衡へ  2010-01-30(第1047号)

紙・板紙需給紙・板紙需給

平成20年9月のリーマン・ショック以来、激烈な需要不振に見舞われ続けてきた日本の紙・板紙需給が、生産設備廃棄・休転等による生産量の調整、及び需要の底離れにより均衡回復への歩みを続けてきたが、日本製紙連合会がこのほどまとめた平成21年12月の需給速報によれば、紙・板紙の国内出荷は前年9月以来15カ月ぶりのプラス、うち紙は0.7%増(17カ月ぶり)、板紙は1.9%増(2カ月連続プラス)となった。これには、内需の底入れのほか、紙・板紙輸出(49.4%増)の拡大も大きく寄与している。

すなわち、紙・板紙の国内出荷は別表に見る通り、前年同月比1.2%増で、前年9月以来15カ月ぶりにプラスとなった。うち、紙は0.7%増、板紙1.9%増で、主要品目では新聞用紙・塗工紙・白板紙の3品種を除き、すべてプラスとなっている。

輸出はオーストラリア・中国・香港・韓国向けを中心に4カ月連続のプラス、また、紙・板紙の在庫は4カ月連続で減少しており、12月は前月比6万tの減少となっている。
これを、主要品種別にみると、印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比1.2%増。引きつづき輸入も増加しているが、年末商戦のチラシ需要や保険法改正関連需要等もあり、前年7月以来、17カ月ぶりのプラスとなった。

ただし、塗工紙は1.0%の減少。また、印刷・情報用紙の輸出は前年比84.6%増で、5カ月連続、うち塗工紙の輸出は6万2千tと前年比2.1倍で、過去最高の記録となった。
包装用紙は5%増。化学製品・合成樹脂等の需要分野における輸出回復等もあり、15カ月ぶりのプラス。

一番元気なのが段ボール原紙で、堅調な加工食品向けや、電気器具・機械器具向け等の持ち直しもあり、前月につづいてプラスで、12月は3.1%増。他方、白板紙は3.8%減と、なおマイナスが続いている。