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王子製紙第3四半期決算発表

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王子製紙では2月2日、平成22年第3四半期(平成21年4月〜12月)の連結業績をまとめ、発表した。それによると、同期の売上高は8,737億2,700万円で前年同期比13.0%の減収ながら、営業利益は534億9,900万円(前年同期291億5,400万円)と83.5%の増益、経常利益は442億2,200万円(同240億4,100万円)で83.9%の増益となり、この結果、四半期純利益は167億3,400万円(73億6,600万円)と127.2%の大幅増益決算となった。

この第3四半期の概況について、同社では次のように述べている。

『当第3四半期(9カ月)におけるわが国経済は、緩やかな回復基調といわれながらも、企業業績の低迷を背景に設備投資や雇用環境の悪化などが依然として続いており、本格的な改善には至りませんでした。また、下期に入ってからは円高の進行やデフレ傾向から、景気の二番底懸念が広がるなど、先行き不透明な中で推移しました。
紙パルプ業界においても広告宣伝用途をはじめとする紙需要の低迷に加え、輸入紙の増加もあり、販売数量が前年実績を大きく割り込む状態が続きました。

こうした状況の中、当社グループでは需給バランスを重視した生産レベルの維持に努めると共に、生産規模に見合ったコスト構造への速やかな移行に取り組みました。あらゆる固定的費用を大幅に削減するため、生産体制の再構築を実行し、更に修繕費.人件費などの抜本的な見直しを行いました。
以上により、売上高は13.0%の減収ながら、営業利益は83.5%増益、経常利益83.9%増益、純利益127.2%の増益となりました。

【セグメント別概況】

[一般洋紙]
▽新聞用紙の販売は国内は広告不調等の理由で減少。
▽印刷用紙の国内販売は塗工紙・塗工紙・非塗工紙の全ての品種で雑誌などの部数・ページ数の減少やカタログ・チラシ等の部数減により極めて低調に推移。
▽包装用紙は景気低迷の影響を受けて大幅落ち込み。
▽板紙では、段ボール原紙の販売は景気低迷による需要減退と天候不順の影響等により大幅に減少。
以上の通り、各品種で販売が減少したが、固定費削減をはじめコストダウンが進展したことにより、連結売上高は4,668億円(15.1%減収)、連結営業利益337億5,400万円(206.2%増益)に。
[紙加工製品事業]
▽段ボールの販売は景気低迷による需要減退と天候不順の影響等によりシート・ケースとも減少しました。
▽その他加工品(紙器・感熱紙・粘着紙・紙おむつほか)、感熱記録紙の販売は国内・輸出向けともに景気低迷の影響が大きく、大幅な減少となりました。紙おむつの販売は、子供用は増加し、大人用は若干減少しました。
このため当事業の業績は以下の通りとなりました。
▽連結売上高3,289億6,500万円(8.7%減収)▽連結営業利益130億6,400万円(23.2%増益)。
[木材・緑化事業]
▽住宅着工件数の減少により木材販売が低調だったため、当事業の業績は以下の通りとなりました。連結売上高241億8,100万円(17.9%減収)、連結営業利益1億8,500万円(87.7%減益)、
[その他の事業]
▽連結売上高537億7,900万円(16.9%減収)▽連結営業利益64億9,500万円(7.9%増益)。