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段原紙輸入の最近動向 2010-04-30(第1053号)

上表上表 下表下表

財務省が4月28日発表した平成22年3月の貿易統計(確報)によれば、最近注目の韓国及び台湾からの段ボール原紙輸入量は、テストライナーが1,976t、その他中芯が7,770t、また1〜3月の合計輸入量はテストライナー6,883t、その他中芯20,229t、合計27,112tとなっている。2006年(平成18年)以降の韓国・台湾製原紙の輸入状況は別掲上表の通りで、2009年には、その他の中芯(特芯)が6万7千tと大幅に増加したのが特にめだっている。

2009年のテストライナー輸入量20,670tは、うち9,000tが韓国、10,000tが台湾からで、2010年1〜3月は韓国3,600t、台湾2,600tと、両国からがほぼ拮抗する数量。但し、中芯の場合は、09年に韓国からの輸入量が32,000tと大幅に拡大したのに対して、台湾は12,000tにとどまったほか、その他にオーストラリアやインドネシアなどからも3,000t程度の数量が輸入されている状況。

そうした中で、世界最大の段ボール原紙生産国に躍り出た中国は、09年の場合でライナー470t、中芯原紙3,036tと、まだサンプル輸入程度にとどまっている。因みに今年1〜3月の中国からの輸入量はライナー85t、中芯153tとなっている。

これらの主として価格面からのニーズで需要されるアジア系段ボール原紙に対して、品質面で国産原紙ではカバーできない包装分野用として需要される北米産のクラフトライナーの輸入推移は下表の通りである。リーマン・ショック後の需要縮小の中で、北米クラフトライナーの主な需要分野が特に大幅な減少に見舞われた関係で、米坪300g以上の厚物の輸入がほぼ半減、その傾向が平成22年も、なお尾を引いている。