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天候不順で小休止状態だが 2006-08-15(第961号)

▼段ボール業界の前半戦が終わり、いよいよ後半戦が始まる。原紙の値上げが浸透して、一方の段ボール価格の修正が余り思わしい結果ではないということから、それでは段ボール業界がみんなダメになったかというと、意外に平静である。

▼「採算が悪い」ことには何も変わりない。つまり、利益を上げているところは、ごく少数だと思われるが、折柄、レンゴーの第1四半期決算が発表されたから、それも恐らく一目瞭然ということだと思われる。

▼幸い需要数量が増えているから、売上高は多少なりとも増加。ただ、利益はかなり減少というレンゴー決算を、それぞれの規模分に縮小したのが業界各社の内容と思って間違いないはずである。

▼しかし、では赤字かというと、赤字企業も減った。なぜかというと、値段が下がらなくなった。だから、対応の仕様が出てきたし、努力してコストダウンすれば、そのコストダウン効果が手許に残るようになった。10何年ぶりかの"革命的"な変化である。今までは、努力しても努力しても、合理化した成果が製品の値下がりで失われて、幾らやっても成果が手許に残らない状態だった。利益はさっぱり上がらないながらの「安定」ということだろうか。

▼だから、価格修正が進まない割には、慌てず騒がず、チャンスの到来を待つ姿勢が基調になっているように思われる。

▼折柄、景気の大循環・中循環・小循環の輪がめぐりめぐって、幾重にも重なり合うところに来ているという説がある。そういえば、中国などへの工場移転でどんどん姿を消した電器をはじめ色んな分野で、国内工場の新増設の話題が多く聞かれるようになったし、アナログテレビからデジタルへの全面転換も、あと数年にまで迫ってきた。

▼目先の段ボール需要は天候不順で、やや小休止状態だったけれども。