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農林水産省、21年産主要果実収穫量 2010-05-30(第1055号)

割合図 みかん割合図 みかん 割合図 りんご割合図 りんご

農林水産省では5月20日、平成21年産の主要果実、みかん及びりんごの結果樹面積、収穫量及び出荷量の最終調査結果をまとめ発表した。それによると、みかんの結果樹面積は山間の条件不利地や老木園の廃園、他の柑橘類への転換等から前の表年の19年産に比べ2,300ヘクタール、5%減少、また収穫量は100万3千t、出荷量89万3,400tで19年産に比べ、それぞれ6%の減少、一方、りんごの収穫量は84万5,600t、出荷量75万1,200tで、前年産に比べ、それぞれ約7%の減少となった。

収穫量、出荷量について農林水産省は9月〜3月のシーズン中は一切、調査の途中経過を公表しない。というのも、特にみかんの場合、隔年ごとの豊作年と不作年とがあって、予想収穫量による市中相場への影響が極めて大きいからで、近年ではシーズン中のキロ当たり平均卸売価格が、裏年の18年産265円に対し、表年の19年が164円、次の裏20年が209円、そして表年の21年は、結局、153円という推移となった。

そういう事情を背景に、生産農家をはじめ関係者すべてが需要量に対する適正収穫量の確保のため摘果等の対策を進めたが、自然の樹勢の強さで、収穫量は20年産の90万tから21年産は100万tと、10万t多い結果となっている。

21年産みかんの都道府県別にみた収穫量割合は、別図の通り、和歌山県が18万9千tと全産量の19%を占めて1位、次いで愛媛、静岡、熊本、長崎、佐賀の順。また、品種別には早生温州58%、普通温州42%に二分されるが、早生温州の中では出荷時期の早い極早生みかんが17%、季節を選ばないハウスみかんが3%となって、それぞれ漸増の傾向で推移している。

りんごの場合は、みかんの表年、裏年のような収穫のブレがなくて、例えば、10アール当たり収量でも最近数年、大体2,100〜2,300キロ程度でほとんど変わらない。ということは、需給バランスによる卸売価格の変動もみかんほど厳しくないと言えるが、リーマン以来の不況の影響は免れず、シーズンの8月〜3月の卸売価格の平均では平成18年〜19年の254円に対して、20年が201円、そして21年は209円という推移となっている。

りんごの都道府県別の収穫量割合は青森県が41万3,300t、54%を占めて第1位、次いで2位が長野の16万tで、この両県で73%を占めている。

また、品種はふじが全体の56%と圧倒的で、2位がつがるの11%、そして3位にジョナゴールドと王林が8%の同率で並ぶ品種構成となっている。