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「中国向け古紙の輸出が沈静化」 2010-07-30(第1059号)

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▼ここ一両年、変なことばかり続いている。それには個人的な事情もあるのだが、まず第一に天気がおかしい。5月、6月の本来なら日本の一番快適な季節、青葉若葉の季節に集中豪雨で至るところが大被害。と思ったら、宮崎県では口蹄疫のために恐ろしいほどの数の家畜が処分された。飼育農家の方々にはお見舞いの言葉も見つからないほどだし、かと思ったら、7月半ばからは一転して猛暑で、熱中症の人々が続出する有様。

▼メキシコ湾岸の掘削中の油井が爆発して、原油が海中に大量噴出、大西洋岸の広い海域を汚染して、沿岸漁業に大被害を与えたなどという話も、かつて聞いたことのない事態である。

▼連日35度Cといった酷暑の中で聞いたのは、アメリカもそうだし、ロシアもそう、ヨーロッパでも猛暑続きだという。地球全体が何やらおかしくなっていることが改めて実感されるようである。

▼思えば、昨年も妙な年だった。これは段ボール関連での話だが、一昨年9月のリーマン・ショックで色んな産業が不況のどん底に突き落とされたという最中だったのに、中国向けの古紙輸出が一時は月に50万tと、かつて見たことも聞いたこともないような状況だった一方、アジア系原紙が月に1万tものペースで輸入されて、はるか昔の森一夫さんが大活躍された時代を思い出させるような様子でもあった。

▼その双方とも、リーマン後の景気の谷底で起きた事柄だが、いま現在はそれらがすっかり沈静化して、古紙輸出もアジア原紙輸入もそれぞれ前年の30%減ぐらいのところに収まってきている。

▼ただ、もっと気になることがある。世界中が中国の元気の分け前にあずかろうと躍起になる一方で、実は誰もが中国の"もしや"を心配しているのだけれど、中国はもう昨年のようではない様子。調整過程が始まったのだろうか。