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数十年作った新聞とWebと

▼「居ながら営業」という言葉があるかどうか知らないが、ちょうどそんな感じのする業種が元気である。例えば「通販業」。色んなメディアを使って、宣伝広告費のバラ撒き方はすごいが、その代わり足で稼ぐ営業は少ないから、人件費は割安で済んでいる。

▼そういう業種に比べると、段ボール産業は何といっても「営業は足」の世界。もっとも、出来上がり製品を各種取り揃えて、それだけを売る通販業と違って、段ボールは一個一個、材料が違い、寸法が違い、色が違い、そのほか何でも違うのだから、対面交渉でなければ詰められない営業がそれ自体の持ち味であることもいうまでもない。

▼それにしても、日本人は「足」が好きである。「足で稼ぐ」もあれば、新聞でも「足で書く」のが一番いい記事ということになっている。それはもちろん「鉄則」なのだが、このごろ本紙でWebを作ってみたら、少し考え方が違ってきたような気がする。というのももう何十年も新聞を作ってきた一方、Webの方はまだたったの9カ月なのだが、新聞でいえば読者、Webでいうとアクセスしてくれる人、訪問者、ビジターというのだろうか、それが、まるで違うのである。

▼日本全国の段ボールユーザーが、段ボール事報ホームページを熱心に読んで下さっている。数十年作った新聞では、こんなすごい読者を、かつて持ったことがないと、正直に告白する以外にない有様なのである。

▼自分のことはともかくとして、主題は段ボール業である。要は、本紙のWebが取り上げるテーマが「段ボール」だから熱心に読んで下さることを言いたいのである。

▼そして、もう一言。足は大事。ただ、いつまでもアナログにこだわっていると、デジタルに置いて行かれる。ITを、もっともっと使いこなす必要はないのだろうか。