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猛暑の夏が過ぎ、秋立ちぬ 2010-09-15(第1062号)

▼「秋立ちぬ」という季節になって来ました。今年は百年も前から、一度もなかった記録的な猛暑の年ということでしたが、さすがに9月も半ばともなると、台風が1個やってきたのを機会に朝晩凌ぎやすい日も増えるし、雨も降り出すし、木立の緑も一段と輝きを増して、なるほど秋は立つんだと実感される風情ともなりました。

▼段ボールの需要というのは、夏は暑ければ暑いほど、冬は寒ければ寒いほど良いというのが定説になっているし、事実、記録的にそうなのだが、さて、秋はどうかというと、これは「猛暑のあとの秋が良い」ということになっています。

▼猛暑なら良いはずが、今年は少し度が過ぎたせいで、野菜が一番ダメージを受けてダメでした。平年との比較では2割とか3割減というのが平均だそうで、品種や地域によっては半分以下という作柄のものもあるようです。その代わり、末端価格が急上昇して、これならモトは取れるのかどうか。それはともかく、秋には収量も品質的にも例年以上に良くなるはずと言われるから、大いに期待したいものです。

▼夏を振り返ると、飲料がみんな良かったのは当然として、電気製品の中でも季節シーズン色の濃い例えばエアコンが売り切れ続出で大変な勢いだった様子。秋葉原の電気街の賑わいが、やはり例年以上の感じだったし、エアコンなど、普段はそれほど目立つ商品とも思えなかったのは、普及化が一段落したためということのようだったが、結局、猛暑が古いエアコンの買い替えをうながしたのが、賑わいの非常に大きな部分を占めていたようである。

▼さて、「秋立ちぬ」のあとの心配は台風。九州などのみかんの主要産地が、いつも台風にねらわれる。だから、また台風の進路で一喜一憂するシーズンも「立つ」ことになるのだが。