特大


業界フラッシュ

ホーム > 業界フラッシュ > 値上げなければ値下げも無く

値上げなければ値下げも無く 2010-10-15(第1064号)

▼段ボール業界がすっかりおさまり返ったお陰で、以前、あれほどひんぱんに書かなければならなかった原紙や段ボール製品の値上げ、値下げの関連記事を、いまは、なんにも書かずに済むようになりました。本紙のインターネット・サイトに以前のあれやこれやが全て出ておりますから、それでご覧の通りです。

▼ということで、差し当たっては少し手持ち無沙汰の状態ですが、いずれ各事業所単位の個別の取材で、その空いた時間を使いたいということですので、いまはまだリハビリ中ですから、もうしばらくお待ち下さい。

▼そんなこともあって、「私の育った石巻物語」を不定期連載で書くことにしました。これは、所詮は私ごとですから、段ボール業界内紙だったときには気にもとめなかった事柄ですが、その内容をインターネットに転載することによって、年間延べ20万人もの人の目に触れるようになると、一語のウソも、単純な誤りも、勝手な推量も許されないという気持ちが自然に生まれたことと、実際にそのように書き続けてはいるものの、書いている私とは誰なのか、その出所証明のようなものも必要になった気がするようになりました。

▼ということで書き始めてみたら、今更のようにハッピーだった少年時代が浮かんできました。北上川の横断に成功した小学3年生の喜び、北上川にかかる内海橋の欄干から飛び込めた5年生の歓喜など、いまは遊泳禁止になっているという北上川に育てられた少年の日々を思い出して、何かこみ上げてくるものさえ感じられたところでした。

▼振り返ると、25才のとき、ふるさとを離れて、段ボール、段ボールで55年でした。終わり良ければすべて良しと申しますが、実は私自身が、かつて北上川の単独横断に成功したときの少年のように、その55年を喜んでいる次第です。