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秋需要期いよいよ本番、夏場の不振も一巡

平成18年7月の段ボール生産(速報)が11億5,377万9千平米(前年同月比100.0)と発表された。昨年から今年にかけての推移は、まず平成17年第4四半期に2.4%増と拡大ペースに弾みがつき、今年にその流れが引き継がれたが、1〜3月期は、その期待通りに1%台後半の伸びに達して、第2四半期に一段と期待が高まり、事実、期待通りに、5月は3.5%増と、2年振りに「3%」台の伸びとなったが、ちょうどそのあたりから天候不順が始まり、一転、その不調が第3四半期にも持ち越された形となった。

段ボール需要と天気の関係は、まさに切っても切れない間柄で、景況のいかんにかかわらず、場合によっては、経済事情が多少悪くても、天気の具合がよいと景気に関係ないように状況が好転することさえあったわけである。こんどは、それとはまさに逆の関係で、一般経済の角度からする景気はかなりの高得点なのに対して、お天気銘柄の段ボールだけは、すっかり身動きもままならない状態に落ち込んだ感じとなっている。

ただ、そうはいっても、夏場特有のシーズン需要が盛り上がらず、それを手に入れ損ねただけで、景気回復の実勢は変わらず、個人消費も次第に上向いてきているのは確かだから、やがて、この夏場シーズンが一巡したあとぐらいに、そういう景気の実勢がはじめて表面に顔を出して、以後の大勢をリードして行く流れとなりそうである。

夏場に一番の打撃だったのが飲料関係。それと雨にたたられた青果物、および夏物の薬品化粧品で、昨年と比べるとかなり勢いのついてきた電気製品は、さらに堅調な動きだし、要はこの夏場の停滞から、このあと引き続いての台風や長雨などの天候不順さえなければ、いわば一過性の停滞でおさまってくると観測される。

流れとして、引き続き3%台の回復軌道を目指す動きであることは変わらないはずだが、天候不順ばかりのせいではなく、例えば石油価格の高騰などの要因も重要。だから「3%」もずれ込んでいるはずである。
そして「収穫の秋」、秋需要期が近づいてきた。このあたりが転機だろうか。