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2010年中国紙・板紙生産9,270万屯 2011-06-15(第1080号)

中国造紙協会では6月1日、「中国造紙2010年度報告」を発表した。同年の中国の紙・板紙合計生産量は9,270万tで前年比7.3%増、また消費量は9,173万tで同7.1%増となった。生産量のうち、新聞用紙が430万tで10.4%減と減少したのに対し、非塗工印刷用紙は1,620万tで7.3%増、塗工印刷用紙640万tで8.5%増と増加、また板紙も白板紙1,250万tで8.7%増、クラフトライナーが1,880万tで8.7%増、中芯原紙が1,870万tで9.0%増とそれぞれ増加した。

一方、2010年の消費量9,173万tのうち新聞用紙が423万tで8.2%減と減少したのに対して、印刷用紙は非塗工印刷用紙が1,590tで6.2%増、塗工印刷用紙が549万tで.6%増と増加、板紙も白板紙が1,254万tで.1%増、クラフトライナーが1,946万tで.6%増、中芯原紙1,889万tで.5%増とそれぞれ増加、段ボール原紙合計では3,835万tで.5%増となっている。

また、中国海関統計をもとに日本紙類輸出組合がまとめた2010年の中国の紙・板紙輸出量は合計329万8千tで前年比1.5%増となっている。そのうち紙が245万2千tで5.1%減、うち新聞用紙が11万3千tで45.3%減と大幅減少したのに対し、上級印刷用紙が37万4千tで55.2%増、塗工印刷用紙が136万4千tで16.4%増と大幅に増加した。これは前年が欧米の輸入制限により大幅な減少となったことによる反動増の形となっている。一方、板紙の輸出合計量は84万6千tで27.0%増、うちクラフトライナーが2万6千tで2.5倍、中芯原紙が2万1千tで2.7倍、また主力の白板紙が72万6千tで19.5%増となっている。

これに対し、紙・板紙の輸入量は合計296万5千tで前年比1.7%減となった。うち紙合計が128万4千tで13.0%増に対し、板紙合計が163万2千t、10.6%減と対照的な推移となっている。板紙の輸入のうち、クラフトライナーは47万3千tで2.5%減だが、中芯原紙(古紙ベース)は15万4千tで54.6%減と半減、段ボール原紙の合計輸入量は73万6千tで23.6%減となった。なお、塗工白板紙は78万1千tで6.4%減となっている。

中国の製紙メーカー別の生産では、九龍造紙(Nine Dragons)が728万tで11.7%増と断然たる第1位となっているほか、理文造紙(Lee & Man)が367万tで3.4%増、山東紙業が327万4千tで9.4%増と上位3社は変わらず、そして4位に中国紙業投資China Paperが244万9千tと対前年比4.2倍となり、一挙に上位5社の中に躍り出たのが特に注目されている。