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ISOWAが1年ぶりオープンハウス開催 2011-12-19(第1092号)

別掲写真別掲写真

㈱ISOWA(磯輪英之社長)では12月12日-13日の両日、春日井市の本社工場で昨年末につづく1年振りの「オープンハウス」を開催、新開発の固定式フレキソフォルダグルア「アイビス」の運転を披露した。同機は最高速度250枚/分、最大通紙寸法1174mm×2745mmで、機械構成は給紙+3色+クリーザ・ダブルスロッタ+ダイカッタ+フォルダグルア+ワンステージカウンタエジェクタで、カウンタエジェクタは固定式アイビス向けに新開発のタイプ。高速・安定したバッチ処理ぶりを試運転で披露した。

本年のISOWAオープンハウス開会に当たって、磯輪英之社長は次のように感謝の言葉を述べた。

『本日は年末で一番お忙しい時期にご来場を賜り、誠に有難うございました。もう12月も半ばとなり、年末年始がすぐそばまで来ておりますが、この年末年始に私どもは全部で14件の工事を控えておりまして、合計153名が据付け作業に従事する予定になっております。これも偏に本日お越しいただいている皆様方のご愛顧の賜ものと深く感謝申し上げている次第です。

今回のオープンハウスはちょうど1年前に開催して以来1年振りのものです。去年のオープンハウスでご紹介したのはアイビスのツーステージの機械でした。それが固定式アイビスの1号機だったのですが、その機械に関する記事が最近、このようにアメリカの業界紙に掲載されております。昨年、皆さんにご覧頂いたのがこの機械です。

アメリカのネブラスカ州にあるJ・フォークス・ボックス社というところに納めさせていただいたのですが、このお客様は、昨年、私どものファルコンFFGを導入いただきまして、その後、別の工場でこの固定式アイビス1号機を購入いただいたという経緯です。

当時は開閉式の機械しかありませんでしたから、ご注文いただいたときは、まだ影も形もない本当に図面だけの状態でしたが、ファルコンをお使いいただいて大変高いご評価をいただいたため、私どもを信頼してくださって、影も形もない1号機を正式ご発注をいただいた次第であります。

このお客様には、去年のオープンハウスの際に来日していただいて、その日、初めての自分たちの工場に入る機械を実際に見ていただきました。その後、今年3月にネブラスカ州の工場に納入して稼働が始まったわけです。J・フォーク・ボックス社のネブラスカ州の工場では、従来お使いでしたラングストンとエンバの2台の印刷機を廃棄されて、私どものアイビス1台に置き換えるということをさせていただきました。

この米国業界紙の記事の中にも紹介されておりますが、1直8時間操業で、ダイカッターの仕事、それから抜きに回す素通しの仕事なども含めて、1日に42点で4万3千ケースを生産されているということです。そのように大変快調にお使いいただいており、非常に喜んでおられます。たまたま、こういう記事が出たということで、先週、連絡いただいたものですから、私の方からお祝いのメールをJ・フォークさんに出しましたところ、週末に返事をいただきました。その中で、常にマシンを改善・改良してくれることに非常に感謝している。また自分たちの会社の発展のために親身になって貢献してくれていることに感謝している。なおかつミスター・イソワ個人、及びISOWA社員みんなの素晴らしいメンバーに本当に感謝しているというようなことが書かれておりまして、このお客様とは本当に相互信頼の上に立ったパートナーシップを進めていると強く、社員一同が感じております。また、すごく感謝しているお客様であります。

私たちは、本当にこういう関係を内外を問わず、一社でも多くのお客様と結んで創り上げて、築いて行きたいと思っているわけですけれども、こちらのJ・フォークさんの事例というのは、本当に私たちがこうありたい姿が実現できているんじゃないかという風に考えております。

今後も、私たちはマシンを通じて、そしてわれわれ社員一人一人を通じて、一人でも多くのお客様と信頼関係を構築して行きたいと思っておりますので、今後ともぜひ一層のご指導を賜りたいと願っております。本日は、これから2時間半のプログラムですが、どうぞ、よろしくお願いいたします。ご来場、まことに有難うございました』。

今回のオープンハウスの主役、固定式アイビスの展示場所に向かうすぐのところで、「出荷先・アメリカ合衆国ワシントン州」と表示されたファルコンが組み立て中であった。すぐ近くに磯輪社長がおられたのでそのファルコンをバックに撮ったのが別掲の写真。マシン幅2400mm×最高速度350枚/毎分。J・フォーク社のような物語がワシントン州でも生まれるのかも知れない、と思われた。

工場構内は組立中の機械でいっぱい。先ほどの話で年末年始に14件の工事ということだったから、その全部が目下製作中ということになり、こちらにもアイビス、向こうにはファルコン、これは超特大4500mmジャンボ・フレキソダイカッタという状況だった。

当日の技術説明によるとISOWA製の製函機のラインアップは4機種で、フレキソフォルダグルアが、(1)周長973mmのファルコンと(2)周長1276ミリのアイビス、それに印刷単体機が(3)周長1675mmのFP72と、(4)周長2261mmのFP7Gとなっている。

このうちファルコンは小形から中形のケースを最高速毎分350枚で生産できる高速生産型フレキソフォルダグルアで、現在まで、受注残を含めて納入台数50台の実績を持っている。近年、特に海外からダイカットケースへの要望が強いため、抜き機構を強化した機種が急増しているという。

一方、アイビスはA式はもちろん、2ピースやダイカットケース、素通し、C式など様々なケースを生産できる多様性の高いフレキソフォルダグルアで、また開閉式と固定式のバリエーションを持っているため、需要状況に応じ使用出来る特長を持っている。アイビスは受注残を含めて約20台の実績となっている。