特大


業界フラッシュ

ホーム > 業界フラッシュ > 19年4月のケース平均単価1.2%上昇

19年4月のケース平均単価1.2%上昇 2007-06-25(第983号)

▼段ボール統計の19年4月度の実績がまとまった。4月というのは、1年の中でも非常に特殊な月で、ピッカピカの小学校1年生が真新しいランドセルを背負って学校に通い出す。ものの1カ月もすると、それまでの幼稚園生が、まるで見違えるほど大人になってくるから不思議である。

▼そのほか、官庁や会社は人事異動の季節だし、何やら慌ただしい気分が4月はじめの一時を支配する。それから、日本では全国津々浦々で盛大に花見の宴が繰り広げられる。ひと雨降れば、それでその年の花見は終わりに近いけれども、1年間待ちに待って、ようやくつぼみが開き、ぱっと満開になったときには、日本国中が、少し浮かれた気分になるのも嬉しいことである。

▼段ボール業界にあっては、いつも4月は新値更改というか、それなりの区切りの時期として1年中待たれている。桜の花は毎年必ず咲くけれど、段ボールは毎年4月に花が咲くとは限らない。しかし、今年はどうだったのだろうか。その結果が知りたかったが、手短に概略を紹介すると、4月の段ボール生産量が0.3%の増加に止まったのに対して、シートの生産金額は0.5%の減少、但し出荷シートの平均単価は前年比3.0%増、そして、注目の段ボールケースの生産金額は前年比2.9%増加、ケースの平均単価は前年比1.2%の上昇となった。

▼ケースの平均単価は、1月がマイナス0.2%、2月が0.5%上昇、3月0.3%上昇ときて、4月が初めてコンマ以下ではなくなったわけである。

▼昨年4月から、原紙もシートもほぼ100%値上がりしたのに、ケース価格が動かず、段ボール業界の"総貧乏"を招いてきた。しかし、ここにきて、物価がすこし動き始めた。物価が動くと、ユーザーの懐事情も変わってくる。辛抱・我慢の甲斐がありそうな雲行きである。