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海外の製紙、段ボール動向

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紙・板紙海外動向 2009-10-30(第1041号)

中国生産中国生産

原材料輸入原材料輸入

日本紙類輸出組合では、このほど「紙・板紙海外動向」2009年8月版をまとめ発表した。それによると、同月の中国の紙・板紙生産量は830万2千t、前年比18.8%増と、6月につづいて二度目の800万t超を記録し、高い生産の伸びを見せている。但し、同月の中国の古紙輸入量は214万9千tと7カ月連続で200万tを超えたものの、前年比10.8%増とやや在庫調整の気配も浮かんできている。日本からの古紙輸出量も同月は28万2千t(15.9%増)と、30万tラインを下回った。

【中国】
[生産]
2009年8月の中国の紙・板紙合計生産量は830万2千tと前年同月比18.8%の増加、うち塗工印刷用紙は17万8千t(34.4%増)となった。同月の内需は、紙・板紙合計で828万6千t(18.0%増)、国内自給率は100.2%となっている。
[輸出入]
09年8月の中国の紙・板紙合計輸出量は29万7千t(7.1%増)と増加。うち紙はコート紙が11万9千t(27.9%増)と大幅増加、紙合計では23万3千t(2.9%増)となった。また、板紙は主要品種の塗工白板紙が5万9千t(44.9%増)と急増、板紙合計では6万4千t(25.7%増)となった。一方、紙・板紙合計輸入量は28万t(11.9%増)と2ケタの増加。うち紙はコート紙2万8千t(6.9%減)、紙合計で10万t(10.1%減)と減少したが、板紙では中芯原紙が合計5万t(68.9%増)と急増、板紙合計では18万t(29.6%増)と大幅な増加となっている。

【韓国】
[生産]
09年8月の紙・板紙生産合計は88万4千t(1.8%減)と前年比やや減。うち、紙は43万7千t(3.7%減)と減少、板紙は44万7千t(0.1%増)となった。
[輸出入]
09年8月の勧告の輸出量は紙・板紙合計で25万3千t(11.2%増)と2ケタの増加。そのうち、紙はコート紙が13万9千t(6.0%増)、紙合計で21万4千t(1.2%増)に。また板紙は中芯原紙が2万1千t(同2.6倍)、板紙合計3万9千t(同2.4倍)と、それぞれ大幅な増加となった。

【台湾】
[輸出入]
台湾の09年7月の段ボール原紙輸出量は4万6千t(23.2%増)、うちクラフトライナーが2,200t(57.0%減)、テストライナーが2万3千t(50.8%増)、中芯原紙は2万t(23.5%増)となった。これを国別にみると、中国向けが2万1千t(22.3%増)と大幅増加した一方、ベトナムが6,600t(25.2%減)、マレーシアは2,700t(39.5%減)と急減した。

【米国】
[生産]
09年8月の米国の紙・板紙合計生産高は754万3千t(10.2%減)と減少、うち紙は塗工印刷用紙が70万4千t(11.5%減)、紙合計320万4千t(12.4%減)となった。また、板紙はライナーが178万5千t(6.9%減)、板紙合計432万1千t(8.9%減)と、いずれも減少となっている。
[輸出入]
米国の09年8月の紙・板紙合計輸出量は88万7千t(6.2%減)、うち紙は新聞用紙が5万6千t(40.9%減)と大幅減少、紙合計では33万1千t(11.3%減)となった。一方、板紙は塗工白板紙が11万t(9.1%減)、板紙合計55万6千t(2.9%減)となっている。
一方、09年8月の紙・板紙合計輸入量は81万9千t(20.9%減)と前年比で大幅減少、うち紙は塗工印刷用紙が12万6千t(26.5%減)、紙合計は70万5千t(21.0%減)に、板紙は塗工白板紙が5万1千t(1.0%増)、板紙合計で11万4千t(16.2%減)となった。

【カナダ】
09年8月のカナダの紙・板紙合計輸出量は77万6千t(21.5%減)と大幅減少した。そのうち紙は新聞用紙が31万5千t(32.7%減)と3割超の減少、紙合計で66万8千t(24.0%減)となった。また板紙は合計10万8千t(1.0%減)となっている。

【EU】
09年6月のEU27カ国の紙・板紙合計輸出量(域外向け)は109万7千t(13.9%減)、うち紙は合計73万6千t(21.9%減)と大幅減少となった。そのうち、主要品目の塗工印刷用紙が32万t(22.8%減)となっている。また板紙はテストライナーが4万1千t(21.9%増)と大幅増加、板紙合計では36万1千t(9.0%増)となった。これを加えた09年1〜6月のEU27カ国合計輸出量は紙・板紙合計600万7千t(24.8%減)となっている。

【原材料輸入】
[中国]
09年8月の中国の古紙輸入量は214万9千t(前年比10.8%増)と7カ月連続して200万tの大台を超えた。このうち、国別では米国からが84万1千t(5.7%減)、日本が28万2千t(15.9%増)、オランダ20万4千t(52.0%増)、英国19万4千t(9.5%減)、イタリア9万4千t(60.6%増)となって、主力の米国が100万tの大台を割り込んだのが注目される。一方、09年8月のパルプ輸入量は合計103万6千t(38.3%増)と急増を続けている。
[タイ]
09年8月のタイの古紙輸入量は10万1千t(19.2%減)と大幅な減少となった。このうち国別では日本からが3万5千t(24.6%増)、米国が2万6千t(2.9%増)に。一方、シンガポールが7,400t(54.7%減)と急減した。09年8月のタイのパルプ輸入量は4万7千t(9.6%減)となっている。