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業界動向

2004-05-30 (株)上田紙工機上田司社長

上田司社長

上田司社長

 (株)上田紙工機(本社・静岡市丸子新田160、電話054-259-0830、上田司社長)では、段ボール専用自動打抜機「ユニ・プラテンSUシリーズ」(スタンダードタイプ)の新モデルをこのほど開発、近く完成すると発表した。これは、同社が一昨年夏に発売、非常な好評裡に全国各地で続々稼働中のエコノミータイプ、「ユニ・プラテンEU-1400型」で実現した生産性・精度・反りシートへの対応・独自のカス取りシステムなどの先進技術を、こんどは逆に「SUシリーズ」にフィードバックして、新モデルとして開発したもので、この1号機は6月下旬ごろの完成が見込まれている。
 「EU-1400」は従来の打抜機の概念を打ち破る画期的な新方式として大きな反響を呼んだ。設計の基本は、まず給紙から排紙までペーパーラインを完全に水平に保つことにより、定盤が上下せず抜き精度が抜群によいこと、またシンプル化で機械の設置スペース・モーター容量・価格など全てを絞り込んだこと、そしてS字反り・ツイスト反りなど様々な反りシートでも特殊機構により正確に給紙でき、更にカス取り型を使わないカス取り機構など、いわばビク打抜機並みの設備費・設置スペースで効率生産と安全作業を実現したマシンとなっている。この「EU型」は、標準型の「SU型」をベースに開発されたわけだが、今回は、「EU」型の普及化の過程で得られたノウハウをもとに、「SUシリーズ」をもう一度見直すことにより、新モデルの誕生となったもの。

 この新モデルの開発について、上田司社長は次のように語っている。
 『EU型の開発では、全ての機構の簡略化・シンプル化を実現しました。ところが、その結果、分かったことは、シンプル化によって逆に精度が向上するなどのプラス効果が当初の予想以上に大きかったわけです。価格がリーズナブルになりましたし、販売台数も順調に伸びましたが、こんどはEU型での成果をSU型にフィードバックして、より高速で生産性の高い、かつ精度・安全性・競争力の高い改造版を作ろうということです。十分ご期待に応えられるマシンになります』。