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段ボール箱製造作業読本

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第4章 段ボール箱の材料

1.段ボールに使用される板紙段ボールに使用される板紙には次の種類がある。
段ボール用ライナ
段ボール用中しん
(1)段ボール用ライナ(ライナ)
通常、「ライナ」と呼ばれ、平方m当り重量(g/平方m)で表示される。用途別に区分すれば次の通りである。
(イ)外装用ライナ(ロ)内装用ライナ(ハ)その他のライナ
外装用ライナはJIS・P-3902に規定されている。(表-7、表-8)
ライナを、原料により区分すると、次の通りである。
(イ)ジュートライナ
紙の表層にはクラフトパルプを使用し、中間層及び裏側は回収古紙を主体として抄造する。省資源的な材料である。
(ロ)クラフトライナ
クラフトライナは、古紙を使用せず、クラフトパルプあるいはSCPを配合使用する。(注・最近は古紙配合のものも多用されている)
(2)段ボール用中しん
通常、「中しん」と呼ばれ、平方m当り重量(g/平方m)で表示される。JIS・P-3904で規定されているが、主体はセミ中しんで、SCP、CGPなどが主原料である。
段ボールの強度を高めるため、強化中しんが使用されているが、坪量(g/平方m)の大きなものや特殊加工されたものである。
JIS・P-3904による中しんの品質特性を表-9に示す。

※「段ボール用ライナ」JISP3902、「段ボール用中しん原紙」JISP3904とも日本工業標準化審議会の審議を経て、平成17年9月20日改正、官報告示された。

2.段ボール箱に使用される段ボール
(1)用途別による分類
(イ)外装用段ボールJIS・Z-1516により規定されている。
(ロ)内装用段ボール
(ハ)個装用段ボール
(2)段ボールの種類
(イ)両面段ボール=段ボール箱の主体をなし、日本では約80%を占めている。
(ロ)複両面段ボール=重量物あるいは特に保護を必要とする段ボール箱に使用される。
(ハ)複々両面段ボール=三層段ボールで、特に重量の大きなもの、あるいは長大製品の包装に使用される。
(ニ)防水段ボール=水による強度の劣化に抵抗性をもつ段ボールの総称で、次の種類がある。
はっ水段ボール=耐水段ボールしゃ水段ボール
(ホ)はっ水段ボール=長時間、水がかかった場合、水をはじいて浸透を防ぐように表面加工した段ボール。
(ヘ)耐水段ボール=長時間、浸水した場合、あまり強度が劣化しないように、段ボール原紙、接着剤または段ボールに加工した段ボール。
(ト)しゃ水段ボール=長時間、水と接触しても、ほとんど水を通さないように表面加工した段ボール。
(チ)強化段ボール=強度を高める目的で、種々の加工を行なった段ボール。
(3)段ボールの段の種類
段ボールの段の種類および特徴は次の通りである。
(イ)30cm当りの段数
A段(AF)34±2山(JIS)
C段(CF)40±2山(JIS)
B段(BF)50±2山(JIS)
E段(EF)90〜100山
(ロ)段の高さ
A段が最も高くE段が最も低い。E段は山数が多く、低いので、美粧印刷も可能である。
AF>CF>BF>EF
(ハ)段ボールの平面圧縮強さ(フラットクラッシュ強さ)
AF<CF<BF山数の少いA段が最も弱い。
(ニ)段ボールの垂直圧縮強さ(コラム強さ)
AF>CP>BF段の高さの高いA段が最も強い。
(ホ)段ボール箱となった場合の圧縮強さ
AF>CF>BF>(同一条件における比較)