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段ボール箱製造作業読本

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第8章 段ボール箱の印刷

1.印刷方式
段ボール箱の印刷には、美粧ケースに見られるように、ライナ自体に印刷を施したものを使用する場合もあるが、一般的には箱の製造工程中に印刷を施す。製函工程の最も重要な加工である。段ボール箱の製造工程として、印刷の前工程および後工程の組合せの関連で、生産方式に従って印刷方法が選定される。印刷機械と加工機能については、第3章(2)印刷加工機械の表-3を参照されたい。

2.印版の作成
印版は、製版業者において、印刷図形に基づきゴム凸版あるいは樹脂凸版が製作され、段ボール工場で印刷仕様書により、台紙フィルムに位置を決定し、貼り付けられるのが一般的な方法である。印版の台紙はフィルムが主体である。凸版はゴム凸版が主体であるが、最近、感光樹脂版が開発され、段ボール工場自体で製版することも可能となってきている。台紙フィルムへのレイアウトおよび貼り付けまで、製版業者で実施されている場合もある。

製版の作成手順
(イ)製造指図書、印刷仕様書が印版作成の基本となる。
(ロ)図形と凸版の照合、確認を必ず行なう。
(ハ)印刷仕様書に基づき、版を台紙へレイアウトし、確実に貼り付ける。
(ニ)印刷位置の確認
(i)印刷機の中心線と印版の中心線の確認(基準線の一致)
(ii)印版円周位置と印刷ドラムの位置の確認(印刷位置確認)
(ホ)ゴム印硬度の調整

印版作成の基本は、印刷仕様書であることは云うまでもない。凸版が仕様書と照合され、誤りのないものであることが印刷作業の基本である。凸版の台紙へのレイアウトは、印刷機へのセット位置に関連するもので、位置は、機械の中心線と台紙の中心線との一致、および機械の円周位置と台紙の位置を一致させることが基本となる。通常、台紙は中心線のマークを引き、その位置を基点として仕様寸法に一致させる。円周位置は、台紙の先端がシート先端になるよう調整される。